まずは無料体験

ブログBlog

探求と探究の違いは?究める前に「求める」が大切な理由

目次目次

    「探求」と「探究」の言葉の意味の違いとは?

    探求は探し求める、探究は探し究めると書きます。ただ、これだけじゃ違いがよくわからないですよね。まずは、それぞれの意味や使い分けについて解説します。

    探求=未知のものを探し求める

    [名](スル)あるものを得ようとしてさがし求めること。さがし出して手に入れようとすること。「幸福の—」「貴重本の所在を—する」(引用:デジタル大辞泉)

    探求は探し求めると書くように、あるものを得ようと行動する様子を表す言葉。一般的に、自分自身の内側や外の世界を深く理解しようとすることを意味します。また、新しい知識や理解を得るために、積極的に学び続けることも含まれます。個人的な好奇心や情熱に基づいて、あるテーマやトピックに対して能動的にチャレンジするような感じです。

    例えば、あるものを探し求めてあちこち探し求める人を「探求者」と言ったり、物事を理解するために探し求める心を「探求心」と言ったりします。類義語は、深掘りや掘り下げなどです。追い求めると言い換えることもできるでしょう。

    探究=物事を深く突き詰める

    [名](スル)物事の意義・本質などをさぐって見きわめようとすること。「真理の—」「生命の神秘を—する」(出典:デジタル大辞泉)

    究という漢字には、真理や本質をつかむため、これ以上行けないところまで推し進めるという意味や、これ以上行けないところという意味があります。ある問題や課題に対して、積極的に調べて解明しようとする姿勢を表す言葉です。そのため、主に具体的な課題や問題、実用的な目的を持った研究や調査に対して使われる傾向にあります。

    ちなみに、「探究」の類義語は「調査」「研究」「究明」などです。

    二つの違いは「目的」

    意味の違いだけでなく、その目的に焦点を当てると、違いがより明確になります。

    探求の目的は、なにか分からないもの、どこにあるか分からないものを追い求めることそのもの。主に、個人的な好奇心や哲学的な興味に基づいて行われます。哲学や宗教、芸術などの領域でよく使われる言葉です。

    一方、探究はある物事を見極めて理解することであり、その目的は対象の物事を科学的な観点からの研究や調査などによって解明することにあります。つまり探究は、実験や分析などを通じて、現象や物事の根本的な原因や法則を理解しようとする科学的なアプローチなのです。そのため、科学や技術分野などの領域でよく使われます。

    総合的な探究の時間とは?

    「たんきゅう」という言葉を聞いて、21世紀に入って学校教育に導入され始めた総合的な探究の時間を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。なぜ文部科学省は探求ではなく探究を使ったのでしょうか。その理由について、総合的な探究の時間が導入された背景を踏まえて解説していきます。

    文部科学省が総合的な探究の時間を導入するまでの歴史

    ①初めて「探究」が学習指導要領で使われたのは1969年

    探究的な学習」の歴史的形成について ― 高大接続改革に向けた基礎理解の研究 ―によると、特定の学習方法を指す言葉として初めて登場したのは、1969年改訂の中学校学習指導要領「理科」であるようです。翌1970年の高校学習指導要領「理科」の目標にも、「自然の事物・現象の中に問題を見いだし、それを探究する過程を通して……」という表現で記載されました。

    ②探究活動が始まった1989年

    1989年の学習指導要領から、高校の理科の一部として総合理科という科目が導入されました。この科目では、自分でテーマを決めて、自分で調査・研究を行い、これが探究活動と呼ばれるようになります。これが今行われている総合的な探究の時間の原点と言えるかもしれませんね。

    ③総合的な学習の時間が導入された1998年

    1998年の学習指導要領改訂において「総合的な学習の時間」が新設され、理科という特定の教科の枠を超えた学習活動として位置付けられました。この総合的な探究の時間の成功例として、「堀川の奇跡」を紹介しましょう。「堀川の奇跡」とは、進学実績が低迷していた京都市立堀川高校が、1999年の探究型の学習を設置したことで、数年で国公立大学の現役合格者数を飛躍的(2001年6人→2002年106人)に伸ばし、京都大学など難関大に多数合格させたという事例です。21世紀の学校改革のモデルとして、全国で真似た改革が行われたのは、大きな一歩だったといえるでしょう。

    ④SSHが始まった2002年

    スーパーサイエンスハイスクール(SSH)にあるように、将来の国際的な科学技術人材の育成を図るため、2002年度から、文部科学省によるスーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業が開始されました。なんと大学との連携や科学分野での国際交流が行われた高校もあるようです。これに指定された高校数は2002年時点で26校でしたが、2026年時点では240校まで増えているそうで、探究活動がかなり活発化してるのは明らかですね。

    ⑤脱ゆとりへシフトした2008年

    2008年の学習指導要領改訂では、ただ知識を詰め込むのではなく、思考力・判断力・表現力を育てることが重視されるようになりました。総合的な学習の時間も体験したことから課題を見つけて、自分なりに考えて発信しようという、より知的なレベルアップが求められた時期です。この頃から、学校現場ではどうやって生徒の考える力を引き出すか?という試行錯誤がさらに加速していきました。

    ⑥総合的な学習の時間が総合的な探究の時間に

    2016年の中央教育審議会答申を経て、2017年から2018年にかけて告示された新学習指導要領では、高校の総合的な学習の時間が総合的な「探究」の時間へと名称変更されました。学習から探究への名称変更により、単に知識を学ぶ段階を超え、生徒自らが問いを立て、解決策を模索し続けるプロセスの重要性が強調されました。また、この改訂では理数探究や古典探究といった、特定の教科を深掘りする探究科目が新設されたことも大きな特徴です。変化の激しい現代社会において、主体的に課題を見つけ出し、他者と協働しながら解決していく探究のサイクル(下記を参照)は、21世紀を生き抜くための資質・能力の核として位置づけられました。

    探究のサイクルを構成する4つのステップとは?

    ① 課題の設定 日常生活や社会との関わりの中から、解明したい「問い」や解決すべき課題を自ら見出す。
    ② 情報の収集 立てた問いに対して、必要な情報をインタビューや調査などの多様な手段で集める。
    ③ 整理・分析 集めた情報を比較・分類したり、因果関係を推論したりして、自分の考えを論理的に深めていく。
    ④ まとめ・表現 探究の結果を成果物としてまとめ、他者に発表する中で、さらなる新たな問いへと繋げていく。

    家と学校の往復だけでは自分の探究に限界が来る理由

    ここまで読んでいただいた方には、どのような理念のもとで子どもたちを教育すべきかを考え、どのように探究学習を日本が教育として進めてきたかがおわかりいただけたことと思います。とはいえ、探究学習における実際の学校の教育現場を見てみると、単なる調べ学習の域を出ないものや社会科見学の延長線上にとどまっているケースも少なくありません。探究と銘打ちながらも、実態は調べ学習で完結してしまっているという方も多いのではないでしょうか。

    そのような実態としては探究学習とはいえない学習を通じてでは自分が本当にやりたいことが分からないと感じたことはありませんか?あるいは学校と家を往復する日々の中で、「自分が本当にやりたいことが分からない」と感じたことはありませんか?その感覚、環境そのものが探究にブレーキをかけているサインかもしれません。なぜ、家と学校の往復だけでは限界が来てしまうのか。その理由は、TANQ BASEが大切にしている理念の中にも隠されています。

    相談相手が親と先生だけというリスク

    皆さんは、進路や将来の悩みを誰に相談していますか?「親か先生くらいしかいない」という人がほとんどではないでしょうか。実は、それを裏付けるデータがあります。

    つまり、9割以上の中高生が、自分を評価する立場にある大人の視点だけで、自分の未来を考えざるを得ない状況にあります。2%はクラスに一人いるかいないかレベルで、相当少ないですね。親や先生は最も身近で頼れる存在ですが、同時に成績や生活態度を知っている相手でもあります。そのため、「期待を裏切りたくない」「正解を言わなきゃ」と無意識にブレーキをかけ、自分の純粋な探求心に蓋をしてしまいやすいのです。

    必要なのは評価しない第3の大人

    「これ、好きかも!」「やってみたい!」という純粋な気持ちを育てるために必要なのは、あなたを評価しない第3の大人との出会いです。

    TANQ BASEが大切にしているのは、「人との出会いによって子どもたちの可能性は無限に広がる」という信念です。学校のテストの点数も知らない、ただあなたのワクワクを対等に面白がってくれる大人。そんな関係の大人と触れる機会が多いほど、社会人になった際のキャリア満足度が高くなることも分かっています。

    小さな挑戦を応援してくれる場所の価値

    探究を深めたいと思っている中高生にとって、まず必要なのは「社会を知り」「自分を知り」「やってみる」サイクルを回せる場所です。

    まずはちょっと気になる程度の小さな好奇心を否定されずに試せる場所があること。「そんなの無理だよ」と切り捨てられるのではなく、「いいじゃん、やってみなよ!」と背中を押してくれる仲間やコーチがいること。そんな学びの基地のような環境があって初めて、個人の情熱は一生モノの力へと進化していきます。

    社会とつながる学びの基地「TANQ BASE」

    TANQ BASEは、中高生が自分らしい探究活動に取り組むための、社会とつながる学びの基地です。

    TANQ BASEで手に入る3つのアクション

    社会を知る

    今の日本で、進路について親や先生以外に相談している学生はわずか2%しかいません。相談相手が限定されていると、どうしても視野が狭くなりがちです。TANQ BASEでは様々な業界で活躍する社会人コーチとの対話を通じて、学校や家の中だけでは見えてこない社会のリアルを知ることができます。

    自分を知る

    自分が何にワクワクし、何に違和感を抱くのか。そうした自分自身の価値観は一人で机に向かっているだけではなかなか見つかりません。継続的な対話やワークショップでのアウトプットを通じて、自分でも気づかなかった好きの種を一緒に見つけていきます。

    やってみる

    実は、わからない時に質問したり、初対面の人と会ったりといった小さな行動ができている人とそうでない人では、学習意欲に約2倍の差が出るというデータがあります。TANQ BASEは、まずはやってみるという挑戦を全力で応援する場所です。この小さな成功体験の積み重ねが、非認知能力を育むことにつながります。

    全国に一生モノの仲間ができる

    オンラインという環境を活かし、北は北海道から南は沖縄まで、住んでいる場所を問わず多様な仲間と出会えるのも大きな特徴です。私は九州出身ですが、TANQ BASEに参加して初めて東京に住んでいる友達とたくさん喋って、地方と都会の文化の違いを知るのがとても楽しかった記憶があります。

    学校の先生でも親でもない、第3の大人である社会人コーチや同じように自分の可能性を広げたいと願う全国の仲間たちとの出会いが世界を大きく広げてくれると思います。否定されない自由な環境で自分の好きを形にする第一歩をここから踏み出してみませんか。

    TANQ BASEでワクワク体験を

    当時は「はたらく部」という名称でしたが、自分自身一期生として参加し、そこで多くのワクワクする経験をさせてもらいました。

    高校生の頃の僕は、「東京に行きたい」というのが主な理由で勉強に励んでいました。周囲に流されるように、勉強そのものが目的になっていた時期もあり、どこか漠然とした不安を感じていたのを覚えています。そんな時に出会ったのが、この場所でした。僕が特に印象に残っているのは、企業課題解決コースでの体験です。仲間と一緒にサービスのアイデアを練り上げ、実際に企業の方へプレゼンをしたり、YouTubeでビジネスプランを発表したりしました。佐賀という慣れ親しんだ土地を離れ、全国の志の高い同級生や、多様なバックグラウンドを持つ社会人コーチと出会えたことは、僕の世界を大きく広げてくれました。

    「ただ勉強しているだけでいいのかな」「もっと広い世界を知ってみたい」もし、今の日常に少しでもそんな物足りなさを感じているなら、一度その探求心を外に向けてみてほしいと思います。

    TANQ BASEは、あなたの「好き」や「気になる」を否定せず面白がってくれる場所です。まずは無料体験で、その空気感に触れてみませんか。学校や家以外のサードプレイスがあることで毎日の景色が少しずつ変わっていく面白さをぜひ皆さんにも体感してほしいです。

    TANQ BASEの無料体験はこちらから

    この記事をシェアする

    • Twitter
    • Twitter

    この記事を書いた人

    木原汰一郎

    TANQ BASE一期生として活動後、TANQ BASEを運営する株式会社RePlayceにインターン生として参加。高校時代は「東京に行きたい」という思いで学業に励み、その後、東京大学理科一類に進学。TANQ BASEでは企業課題解決コースやプレゼンバトルなどに挑戦した。インターン業務では広報用記事の作成に取り組んでいる。

    関連記事

    • 大学学部・学科の選び方|文系理系一覧と将来後悔しない決め方

    • 【2026年】総合型選抜(AO入試) 塾おすすめ9選!費用が安い塾ランキング

    • 総合型選抜のメリット・デメリット、一般入試やAO入試との違い

    • TOP
    • TANQ BASE BLog
    • 探求と探究の違いは?究める前に「求める」が大切な理由

    2025年12月1日からはたらく部
    TANQ BASE名称変更しました。